「100年に1度」の渋谷大改造を担う <前編>
渋谷駅周辺の大規模再開発が「100年に一度」と言われるのは、超高層ビルが何棟も建設されるからではない。官民が協力しながら、駅を動かし、川の流れを変え、新たな歩行者ネットワークをつくりあげることを通じて、まったく新しいまちに生まれ変わらせるという試みだからだ。しかもそれを巨大ターミナルの機能を維持しつつ実現するという点でも例がない。パシフィックコンサルタンツはこのプロジェクトに初期の検討段階から関わり、現在も支え続けている。その中心で長く携わった小脇立二、久保寿、丹羽隆泰、並木嘉男、紙野輝恵の5人に話を聞いた。
北陸新幹線敦賀延伸プロジェクト Vol.3~梯川橋梁~
梯(かけはし)川は小松市鈴ヶ岳に発して山間を北に下り、平野部に入ってから向きを西に変えて日本海に注ぐ一級河川だ。下流は周辺に小松市街地が広がることもあり貴重なオープンスペースとして、散策や釣り、ボートなど市民の憩いの場として利用されている。北陸新幹線が小松駅の手前で梯川を渡るのもこの下流部分で、川幅が広く河道に橋脚を建てなければならない。治水はもとより、市民に親しまれる河川環境の整備、保全を進める河川管理者との合意が何よりも重要になった。
北陸新幹線敦賀延伸プロジェクト Vol.2~深山トンネル~
終点敦賀駅手前にある深山トンネルは、長さは800m足らず。新北陸トンネル(約19.8km)や加賀トンネル(約5.5㎞)に比べればはるかに短い。しかし、このトンネルが北陸新幹線延伸工事のうえで、環境への配慮が特に必要なトンネルの1つとなった。深山はラムサール条約登録地である中池見湿地の水の供給源の1つであり、地下水への影響を最小限に抑えることが求められたからだ。
北陸新幹線敦賀延伸プロジェクト Vol.1~大蔵余座橋梁~
時速260kmで疾走する新幹線の橋脚に求められる精度は極めて高い。許されるたわみはわずか数ミリだ。土木を志した技術者が「いつか新幹線を手がけたい」と思うのはそのためだ。しかもこの大蔵余座橋梁は、軟弱地盤の上に最高脚高約30mで建てることが求められた。新幹線建設の長い歴史の中でも希に見る困難なプロジェクトだった。
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