令和2年度 土木学会田中賞(作品賞)を受賞しました
弊社が隈研吾建築都市設計事務所とのJVによって設計を担当しました「中橋」(宮城県南三陸町)が、公益社団法人土木学会から令和2年度土木学会田中賞(作品部門)を受賞いたしましたので、お知らせいたします。
中橋は、東日本大震災により犠牲になられた方々の鎮魂の場として整備された南三陸町震災復興祈念公園にアクセスする歩道橋で、南三陸町の復興の象徴と位置付けられています。
この橋は、隈研吾建築都市設計事務所によるマスターデザインを元に、構造解析を繰り返しながらデザインをブラッシュアップしていき、最終的に橋長80.6mの鋼単純パイプトラス橋として設計をとりまとめました。平面的にはX字型、側面から見るとレンズ型のダイナミックな立体形状となっており、さらにその構造の高さを活かしたダブルデッキ構造としています。また、床版、および高欄の支柱を兼用したWood Gateには南三陸町産の杉材を用いて、この地を訪れる方々に、強く印象づけられる橋となっています。
公益財団法人土木学会HP 田中賞作品部門受賞一覧 令和2年度 http://www.jsce.or.jp/prize/prize_list/7_tanakasakuhin.shtml#s2020
◆田中賞(作品部門)について
橋梁およびそれに類する構造物の新設ならびに改築で、計画・設計・製作・施工・維持管理などの面においてすぐれた特色を有すると認められるものについて贈られます。