採水から30分で生物調査が可能な環境DNAによる迅速な現場測定手法
兵庫県立大学
パシフィックコンサルタンツ株式会社
株式会社ゴーフォトン
兵庫県立大学大学院情報科学研究科の土居秀幸准教授とパシフィックコンサルタンツ株式会社、株式会社ゴーフォトン(代表取締役, 西澤尚文)の研究グループは、水を汲むだけで生物調査が可能な環境DNA調査を現場にて30分で行うことができる迅速現場測定手法を開発し、Molecular Ecology Resources誌(分子生態学のトップジャーナル)に発表しました。
<研究成果のポイント>
・水を汲むだけで生物調査が可能な環境DNA調査を、モバイルPCRや簡易抽出により迅速化
(従来手法:最低半日→新手法:30分に短縮)
・コロナウィルス他様々な生物種・ウィルスの迅速検出に応用可能
・様々な場面での環境DNAの活用を広げる革新的な手法として期待(個人利用、養殖場での活用など)
<論文発表の概要>
研究論文名: |
On-site environmental DNA detection of species using ultra-rapid mobile PCR |
著者: |
土居秀幸1*,渡部健2、西澤尚文3, 齊藤達也4, 永田久雄3, 亀田勇一3, 真木伸隆2, 池田幸資2, 福澤隆3 |
公表雑誌: | Molecular Ecology Resources誌(電子版) |
公表日: | 日本時間 7月8日(木) |
※詳細は共同リリース資料をご覧ください。