土砂災害リスク評価マップ「どしゃブルⓇリスク評価マップ」の開発 〜全国一律の指標による土砂災害リスクの見える化〜
パシフィックコンサルタンツ株式会社(代表取締役社長:大本 修)は、MS&ADインシュアランスグループのMS&ADインターリスク総研株式会社(代表取締役社長:一本木 真史)の協力により土砂災害リスク評価マップ「どしゃブルⓇリスク評価マップ」を開発しました。本マップは、当社が開発したどしゃブル雨量指数を用いて、全国一律の指標で土砂災害リスクを評価することが可能です。2024年5月より、本マップを用いたリスク評価サービスやコンサルティングサービスの提供およびしらベル®やどしゃブル®での契約ユーザー向けデータ公開を開始します。
【背景】
気象庁が公開する土砂キキクル(大雨情報(土砂災害)の危険度分布)は大雨による土砂災害発生の危険度の高まりを把握することができますが、平時において土砂災害が発生するような強い雨がどれくらいの頻度で降るのかを知ることができません。そこで、平時における土砂災害リスクの啓発を目的として、全国一律の指標による土砂災害リスク評価マップ「どしゃブルⓇリスク評価マップ」を開発しました。
【どしゃブルⓇリスク評価マップの概要・特徴】
(1) パシフィックコンサルタンツ株式会社が開発したどしゃブル雨量指数を用いて、2006年から2021年までの15年分の解析雨量データ(気象庁)を分析
(2) 土砂災害が発生するような強い雨が1年間にどれくらいの頻度で降るのかを見える化
(3) 土砂災害警戒区域等と重ね合わせることで、地形と降雨の両面から土砂災害リスクを把握可能
(4) 土砂災害警戒区域等に指定されない山間部も評価可能
■土砂災害危険情報サービス「どしゃブル®」について:https://xrain.pckk-service.jp/dosyabull/storeLink/
■「しらベル®」~リスク診断システムについて:https://xrain.pckk-service.jp/RiskMap/
■どしゃブル®リスク雨量評価マップに関する研究論文:
五十嵐 孝浩・竹林 洋史・浜田 裕貴・鶴田 庸介・伊藤 渚生・双木 笙太・田中 安理沙・上村 雄介:解析雨量による土砂災害雨量指数を用いた土砂災害発生リスクの評価指標,土木学会論文集B1(水工学)Vol.78, No.2, I_373-I_378, 2022.
■本件に関するお問い合わせ先
パシフィックコンサルタンツ株式会社
〒101-8462 東京都千代田区神田錦町三丁目22番地 テラススクエア
担当:防災事業部 五十嵐
TEL 03-6777-1545
E-mail:dosya-bull@ss.pacific.co.jp
MS&ADインターリスク総研株式会社
〒101-0063 千代田区神田淡路町2-105 ワテラスアネックス
担当:営業推進部 高井
TEL:03-5296-8919
E-mail:eisui_ankeito@ms-ad-hd.com