挑んでこそ、 おもしろい!
交通基盤分野
交通基盤事業本部
藤井 久矢
工学部 土木工学科 卒業
1988年入社
交通基盤分野のミッション
地下も地上も空もすべてが舞台となる
- 道路分野では、地域の発展と、道路利用者の利便性向上のため、道路整備計画の立案から供用後の維持管理計画といった、道路事業の全てのフェーズに対応。各種基準、マニュアルの検討委員会などにも多数参画しています。
- 鉄道分野では、あらゆる軌道系交通システムに対応し、橋梁・トンネル・地下鉄など施設を問わず、調査・設計・保全と高い技術サービスを提供しています。
- 航空分野では、国内の大都市圏空港プロジェクトをはじめ、地方空港施設に関する調査から施工管理、空港機能継続計画(BCP)など、航空分野に関する様々な領域において、一貫した技術支援をしています。
- ほかにも、道路構造物や、地下構造物の新設・保全を問わず、トータルコンサルティングサービスを提供。インフラ維持管理・耐震技術に関しては、古くから特化した精鋭部門を有しています。
手がけた仕事
「この橋は、私の橋」
すべてのスケールが桁違い
- 想い出に残るのは、新入社員だった昭和63年の計画から平成14年の完成まで携わった宍道湖大橋(島根県松江市)の拡幅・大規模プロジェクトです。
技術的にも行政的にも極めて困難な計画でした。私は昔から難しい勝負ほど燃えるタイプなので、若手として張り切っていたら、いつの間にか「あの生意気なやつはおもしろい」と認めて頂けるようになりました。
宍道湖には、木材輸送業者や、シジミ漁を統括する漁協など多数のステークホルダーがいました。細やかな説得と調整を重ねた結果、輸送船は以前より通りやすくなりシジミの漁獲量は回復、宍道湖大橋も無事完成しました。
開通式の日、自治体のご担当者から「この橋は、おまえの橋だ」と嬉しい言葉を頂きました。コンサルタント冥利に尽きると感じた私の作品です。
仕事への向き合い方
ピンチをチャンスにする醍醐味
- 最初に入る会社は、30年、40年と自分が楽しめるかを基準にするのがよいと思います。私はコンサルタントが天職です(笑)。
- 「コンサルの仕事は大変そう。失敗したらどうしよう。」と思う人もいるでしょう。でも、結果が決まっている勝負をしたっておもしろくないと思いませんか。
ピンチはチャンス。困難な状況で、どうやって相手を説得し、結果に結びつけるか。それがこの仕事の醍醐味です。部下からミスやクレームの報告があると、私はこう言うことにしています。「勝負はここから。スピードと誠意で絶対にチャンスになる。やってみろ!」と。 - プロである限り、結果を残すことに、責任とおもしろさを感じてほしいと思います。
この記事は2018年に作成されました(部署名・役職等は当時のものになります)。