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アフリカの災害復興に 日本の技術を

建築分野

建築部

藤本 夏樹

理工学研究 建築学専攻 修了
2019年入社

建築分野のミッションとやりがい

建築という視点で多角的にアプローチ

  • 建築分野のミッションは都市や地域の様々な課題に対して建築という視点から多角的なアプローチを行うことです。
  • 計画から設計まで、建築を実現するための幅広いフェーズに携われることと、社内外の様々な分野のプロフェッショナルとの連携で大規模な複合プロジェクトに取り組めることが大きな魅力です。
  • 普段目にすることのない仕事や特有の施設・設備等を見る機会もあり、自分の見えていなかった、または知らなかった世界を知ることのできる仕事です。多種多様な施設の業務があり、それぞれ設計の条件等が異なるので、飽きることのない分野です。
入社1年目のとき

配属から1週間後、
いきなりマニラへ一ヵ月の出張

  • 配属されてからわずか1週間後、いきなりマニラに1ヵ月間出張し、フィリピン地下鉄駅設計業務に参画しました。
  • フィリピンでは初の地下鉄駅なので、法規が整っていない部分はアメリカと日本両国の法規を参照して補うのですが、関係政府機関への説明・協議・採用まで大変根気のいるものでした。
  • 大学院で研究していた避難安全検証について、タイミング良くマニラ業務の方でも検討していたため、私も最前線で検証・検討に加わり、現地の設計会社に検証方法を説明し、検証報告書を作成する等、研究で培った経験を実践で活かすことができました。
  • この時、建築・防災分野において日本で専門性を磨き、海外で必要としている地域に活かす必要性を再認識しました。
これまでに経験したこと

国内外の課題に建築の視点から挑む

  • 2年目には、国内の小学校の基本計画や東京都の外環事業・高架事業に関わる再開発等に参画し、数多くの法規制や手続き・検査の上に安全性・快適性が担保されてきたことを知りました。
  • 3年目には、アフリカの災害復興案件に携わりました。近年毎年被災を繰り返すために再建もままならない状況が続いている魚市場に、組み立て解体ができる日本の木組み技術を導入し、避難計画も策定するプロジェクトに参画しました。
  • 現地の木工家具職人に日本の木組み技術を教える担当となり、自分自身も学びつつ、日本の専門家と協力。遠隔および現地に渡航して対面で研修を実施しました。
  • 重要書面に”担当者”として自分の名前が掲載されたときには、経験がなくても、自分ができることを精一杯頑張ってきたことが認められたと、勇気をもらいました。
  • 現地の大工の方々に、「現地の安全を守る」という意識啓発を行いました。この大変意義のある経験を通じて、日本人技術者として早く一人前になり、今後も日本の高い技術を海外に移転する業務に従事しようと決意を新たにしました。

この記事は2021年に作成されました(部署名・役職等は当時のものになります)。