人を育てることの 大切さを実感
地盤技術分野
地盤技術部
龍原 毅
工学研究科 土木工学専攻 修了
工学研究科博士課程 修了(博士号取得)
1997年キャリア採用入社
地盤技術分野のミッションとやりがい
地盤技術で災害から人々を守る
そして地域創生へ
- 山地は、人口減少や経済社会の変容によって森林荒廃が進み、豪雨や地震等によって斜面崩壊や地すべり、液状化などが多発しています。
- 私たちのミッションは人々が安心して暮らしていけるよう、地盤技術を活用し、地盤災害から人々の生活を守ること、そして魅力的な地域創生に取り組むことです。
- インターンシップの学生さんに、建設コンサルタントの社会貢献を伝えようと工夫して指導。後日その学生さんから「インターンシップで建設コンサルタント業の重要性を理解でき、研究にも熱が入るようになった」と感謝の言葉が。業務そのものではありませんが、やりがいの一つです。
入社直後のチャレンジ
お客様との議論から
今後の強みとなる技術の核を得る
- 1997年にキャリア採用入社し、大阪で建設コンサルタントの基礎を学び、2000年4月に東京へ異動しました。当時は、土壌汚染対策法という新たな法律施行の前で、社内で土壌汚染に対応できる人材はまだ少ない時代でした。
- その状況下で、ある政令市の大規模土壌汚染対策業務を受注し、上司から「新しいことにチャレンジしてみないか?」と言われ、担当することに。
- 担当してみるとお客様の熱意が強く、白熱する議論や指導をいただくこともしばしば。ただ、幸いながらそれがきっかけで土壌汚染のことをイチから勉強し、その後、関連業務をメインで担当するようになり、自らの技術の核の一つとすることができました。
これまでに経験したこと
対策コスト10億円削減を
ストーリーで示す
- 2005年、当社の環境分野の業務に重金属等の検討が入り、勤務地は東京のまま初めて北海道の業務を担当。自然由来重金属等の対策コストを10億円以上縮減できるストーリーを示し、北海道開発局長表彰をいただきました。
- 2007年、北海道へ室長として異動。地盤技術分野は、地質・土質・地下水・地盤環境・防災など多岐に渡る技術が必要ですが、専門技術以外にも、受注計画・労務管理・人員調整・安全管理・お客様や協力業者との関係維持など、組織を円滑に運営するためには、適材適所が重要であることを学びました。
- 人を育てる重要性を強く意識するようになり、若い頃はピンとこなかった松下幸之助さんの「松下電器は人をつくるところです」という言葉の意味を強く実感しています。
この記事は2021年に作成されました(部署名・役職等は当時のものになります)。