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1つの街をつくるような 規模感と責任感が醍醐味

防衛施設整備分野

MDD事業部

渡邊 哲也

工学系研究科 社会開発工学専攻 修了
2007年入社

防衛施設整備分野のミッション

社会情勢の変化に合わせて航空分野から防衛分野へ
最初は戸惑いもありつつも設計したものが
すぐに形になる感動と手ごたえを経験

  • 入社を機に上京し、空港の計画、設計、維持管理関連の業務に携わりました。
    入社6年目に国の防衛事業費の増大に伴い、体制強化のために空港分野から防衛分野に異動しました。
    現在は主に、防衛施設の基本検討・設計業務を行っています。
  • 異動当初は、発注者が変わったことによる業務の進め方の変化や施設利用者の意見の反映など慣れないことが多く戸惑っていました。ただ、規模が大きく、実施設計からすぐに工事発注となるものが多く、自らが設計したものを5年位で目にすることができるためより感慨深いものがあります。
手がけている仕事

10年目に訪れた転機
タフアサイメントが今の自分の糧に

  • 入社10年目に、新設される駐屯地の実施設計の主担当にアサインされ、半年間ほぼ毎週出張に行っていました。
    アサインの3ヵ月後に工事発注が決まっていたため、設計図や発注図書の修正に追われていました。
  • この時期、自身の力不足を痛烈に感じ、移動時間等少ない時間を効率的に利用して、技術士を取得しました。防衛事業は特定の専門分野がなく、どの分野で取得するか迷いましたが、入社時から研鑽し続けてきた空港分野を選びました。
    基準類や専門書の読み返しを何度も行ったことが功を奏したのだと思います。
  • この時期はかなり踏ん張っていた時期でしたが、この経験と成長によって、今は管理技術者として関東圏を始めとした自衛隊、米軍の飛行場基本施設設計をメインに仕事をしています。
コンサルタントに、必要な力とは?

防衛事業は1つの街をつくるような
総合的かつ大規模なプロジェクト

  • 入社9~13年目には主担当として、ある空港の滑走路増設に伴う自衛隊エリアの再配置の基本検討から実施設計までを担いました。多くの規制が伴う空港内での工事となるため、発注者である防衛局、ユーザーとなる自衛隊の他、関係する航空局や空港事務所、地方整備局、自治体、上下水道管理者等、数多くの関係機関との交渉が必要となりました。
    交渉時には、分かりやすい資料とできるだけ専門用語を使わずに説明するよう心掛け、整備時期に応じたフェーズ図を作成し、効果的に進めることができました。
  • 構想計画から工事まで関わり、自分で配置計画した新しい自衛隊エリアを実際に目にすることができたのはとても印象深いです。
    防衛事業は1つの街を作るような総合的かつ大規模なプロジェクトですし、専門分野以外の知識も必要となります。秘匿性も高く、身が引き締まる内容も多いですが、国防事業だけでなく、激甚災害時の対応といった、国家の安全を守る防衛事業を担うことができる数少ない機会に携われていることに大きなやりがいを感じています。

この記事は2025年に作成されました(部署名・役職等は当時のものになります)。