河道内植生の変化を計算可能な「植生消長モデル」を開発しました
当社は、河道内植生の時空間変化を計算できる「植生消長モデル」を開発しました。本モデルは、洪水時における河川の流れや砂、礫の輸送が計算可能な平面二次元河床変動解析モデルをベースとしています。
「植生消長モデル」は、植生の侵入、成長、流出現象をモデル化し、洪水時における河川の流れ・砂、礫の輸送・植生の相互作用を計算できます。
河道管理系業務では、氾濫抑制のために河道内水位を下げる対策や、河岸や河床の洗掘抑制対策が求められており、河道形状や河道内植生の管理が課題となっています。
課題を解決するため、河道形状、河道内植生の変化が予測可能な「植生消長モデル」を開発しました。河川の流れ・砂、礫の輸送・植生の相互作用をモデル化しているため、一般的な平面二次元河床変動解析モデルよりも実現象に近い状況が計算可能できます。そのため、本モデルを活用し、対策効果の持続性評価や河道維持管理計画の検討ができると考えております。
「植生消長モデル」の詳細は下記リンクよりご確認ください。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/river/28/0/28_109/_article/-char/ja/
■モデルに関する問い合わせ窓口
国土基盤事業本部 河川部 吉武 央気 hiroki.yoshitake@tk.pacific.co.jp
南 まさし masashi.minami@ss.pacific.co.jp